ベン・ウィショー 『Bright Star』 インタビュー 1



ジョン・キーツを演じての感想は?

このフィルムは、多分、ちょっと大げさな言い方になりますが…自分のこれまでの経歴の中でのハイライト(頂点)…だと感じます。なぜならば、自分の内面にこれほど入り込んできた作品はありませんでしたし、実際、あの役を演じた経験から吸収したものを、今でも日常生活の中で、思い起こしたり、取り入れてみたり色々影響しています。本当に特別な経験でした。

キーツに関して、事前にリサーチなどしましたか?

はい、できる限りの事はしようと思いましたし、ジェイン(カンピオン監督)からも奨励されました。キーツの専門家になれるくらい勉強して、誰にいかなるキーツの事を聞かれても答えられるようにと言われました。そんな彼女のアドバイスを基に、まあまあエキスパートと言える位にはなりました。彼に関する本はできる限り読みましたし、伝記を4冊、彼が書いたすべての手紙、すべての詩はもちろんのこと、他には作品の批評など、映画の内容には直接関連がなくても、とにかく何でも目を通しました。彼についての知識を得ることにどんどん中毒になっていきました。

そういったリサーチから、特に演技において生かされたことは何ですか?

そうですね…キーツという人物を理解するにあたり、鍵になるのは、『ネガティブ・ケイパビリティー(Negative Capability)』と彼が唱えるフレーズで『事実や理由を性急に追求することをせず、不確実、神秘、疑惑の状態にとどまっていられる能力』…彼がある手紙に書いた一節にありますが、彼がいかに生命の神秘に向き合い、生が導く方向やインスピレーションに対して心を開いていたかを物語っていて…それが僕にとっては多分、一番訴えかけてくる彼の要素のような気がします。彼のそういったレベルの繊細さも皆さんに伝えられたらと思います。

ジェーン・カンピオン監督との仕事はいかがでした?

彼女はすごい人です。愛してます。彼女はマジカルな存在であると言えます。人の内部を除くことができて、その人以上にわかってしまうんです。その人がベストと言える仕事をする上で、妨げになっているものを直感的に見抜けるようで、それをさりげなく(ここでベンの両手のジェスチャー)取り除いてオープンにさせてくれたり。あと、彼女は言ってました。『天から降りてくるものを、自分を通して表現するだけよ。』それは、彼女の人生において信条にしていることなんだと思います。

* * * * *

ベンの雰囲気たまりませんね~☆
昨日のベン遭遇の時の、素敵な笑顔、優しい声が、寄せては返す波のように、私の中でいまもいまも漂っております…☆

この映画の一連の話題の中で『ネガティブ・ケイパビリティー(Negative Capability)』という言葉を初めて目にしましたが、その考えに救われるような気持ちになることがあります。

その言葉を励みに詩作するしかなかった道がなかった、キーツの過酷な状況を思い浮かべるととてもせつないですね。

Comment

うららさん

私にとってあまり縁のなかった詩の世界だったのですが、ベンを通して詩人キーツの言葉に出会えた…ということは本当にギフトだなと感じます。

キーツの苦難とは比べ物にならないですが、私も『Negative Capability』に助けられたりしています。キーツの手紙などももっと読んで彼のことを知りたいなと思います。

ベンも『Negative Capability』の哲学を胸に秘めて日夜生活している…というのも私たちの励みになりますねっ!

うららさんのお仕事も、ぜひぜひ、いい方向にいくことを祈ってます☆☆☆ 

ああ、いいなあ ☆

私もベンの波に漂いた~い!!!

でもねー、はーやさんの朗報とめでたさにあやかって、私も明るく大仕事を乗り切りましたよー!(あとは果報は寝て待て・・・です)

私もネガティブ・ケイパビリティの強い人間だと思うので、ベンのおかげでキーツのこの言葉を知ってかなり助けられています。

それにしてもひと事ながら浮き足だって、ひらひらしちゃうのでまた長いベン・インタビュー訳し始めて自分を落ち着けています。(ベンの言葉は瞑想なり・・・笑)

何につけても我が人生を助けてくれてるベンさまでございます。

あー、次の作品早く見たい!!!

うれしいミラクル話をありがとう ♪

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