『テンペスト』観てきました

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ついに、その時がやってきました。
日曜だというのに、そのロンドン中心部の映画館の初回入場者は10人くらい。高齢のカップルまたは、一人で観賞という大人な客層。

まだ見てない方も多いと思うですが…

…まずは私が思うマイナス点…すでに批評にあったように、やっぱりあの特殊映像効果や、チグハグ&ムリヤリな音楽(ロック風、ジャズ風なども含む)を始めとする構成はどうしたものかな~と私でも頭が???で満載になった。どう描きたかったのか、誰をターゲットとしてるのか。あの程度の特殊効果は、いまどき子供でも感心しないだろうし、あんな見え透いた効果なら、無い方がいい!くらいに思う。無いなら、どうやって妖精アリエルとの絡みを見せるんだ?って話になるが…テイモア監督がマンガ的に描きたいのか、美的に見せたいのかというのが中途半端で、どぉーしてそうなるの?と思ってしまう処理だったとでも言えようか。あー、テイモア監督に聞いてみたい。

あれだけの役者を揃えたということにかなり頼ったのか、場面を彩るカメラのライティング及びセットとかも統一性がないと思ったし、何よりも場面を創造している空気感が伝わってこなかった。衣装は、あのハワイの島や青空をバックに、プロスペラやアロンゾたちの黒い正装は、ちょっとキメすぎ?と、気になっていたのだけど、衣装そのもののフォルムはとても素敵で、プロスペラのみならず男性の衣装ですらも着てみたい!と思った。と、同時にジッパー(YKK提供?)を盛りだくさんに使ったかのようなあの衣装、縫い目はどこ? いくつジッパー使ったんだろう?~みたいなことばっかり気になってしまった(笑)あっ、エンド・ロールに流れるPortisheadのBeth Gibbonsが歌う曲"Prospera's Coda "(詩はシェイクスピア)だけは、最後の最後に気持ちをどこかへ持っていってくれた。あの透明で少しダークな湿り感がとてもいいと思ったので、どおおぉぉおして、この感じを劇中に使わなかったんだろう…と、私としては残念でならなかった。

ここからはプラス点をっ!

ベン君!やっぱり君は素敵☆うーーん、特殊効果は見なかったことしにして、時折みせる飄々として生意気そうなアリエルの表情、艶かしい眼差し、細いけど決して貧弱ではないバランスのとれた肢体、白塗りの上からでもわかる滑らかで美しい肌には、目が釘付けになったし、後半見せる邪悪そうな黒塗りハーピーは目ヂカラの圧勝!カッコよかった!☆腰砕けになって椅子から落ちるかと思った。

今までにやったことない役柄だったし、この人ってこういう役もやっちゃうのね…というところで、表現者としては、一味違うベン・ウィショー像を焼き付けることができたのかなと思う。黒塗りも手伝ったか、ハーピーの凄みある表情から、すっごい悪役(平たい表現ですみません)を近い将来やりそうな感じがするな…というか、次はそれでしょうー!?

とにかく、トレーラーには出てきていない、ベンの新たな表情が観られるのは間違いなし!それだけで映画館の大スクリーンで観る価値はある!と言える。そう、ベンファンにとっては、ね。



ちょっぴり追加画像が…。



美しいエンド・ロール曲 "Prospera's Coda "

Comment

atsumiさん

も~、ガンガン言っちゃってください。そうなんです、あれ、成金の学芸会なんですよね。いかしたヴィジョンもなく大金つぎ込んで、ツギハギだらけ。ベンをはじめとする豪華キャストを使いながら、あの程度。CG&音楽も、冗談でしょ~って感じで、どうせだったら、もっとローテクな円谷プロなみの仕掛けで、ドタバタコメディ風にしちゃった方が見ごたえありそうなもの…でもないか。

ベンはそれはそれは妖艶で、新たな魅力を振りまいてくれましたが、が、あのテイモア監督の仕事には許せないところ大ありっ…しかし、アクロス・ザ・ユニバースはそんなに悪いと思わなかった…それは脚本がオリジナルだったから、彼女の創造としてチグハグでもなんでもひとつの作品として観れた?…話し戻り、もう、本当にテンペストは残念としか言いようがない。見せ方、演出次第でベンのアリエルは歴史に残るはずだったのに…(ファンだから言うセリフ)…でも、まあいいです。そのうち『まあーこんな駄作にベン・ウィショーが出てる!それだけでも見っけもの!』っていうカルト映画になるのです、私の予想では。(大笑)

で、ついさっきTHE HOURをオンタイムで観ましたよ~。ベンの表情追ってて、本当に息が止まっちゃってる自分を発見です。もう、これ以上は言うまい。これから、ますますショータイムですねっ☆

監督が悪いと思う。

やっと見てきました。
今までテイモア監督の映画で良いと思ったことがありません。舞台では評価が高いけれど彼女には映画作りは向いてないと思う。絶対に。でもハリウッドはなぜか彼女にチャンスを与え続ける。他に撮るべき監督がいるはずなのに。
一流のキャストに超一流の原作、それがなぜああも平板で中途半端な映画モドキになってしまうのか。デヴィッド・ストラザーン、クリス・クーパー、アラン・カミング、好きな俳優たちがもったいないったらありゃしない。CGのセンスが学生の卒業制作みたい。音楽、無いほうがいい。使い方がヘンです。音楽担当に名前があった方は一流ですけど。衣装もサンディ・パウエル、一流ですよね。
あれでは金と人の無駄遣い。
原作をあまりいじってないから、台詞はきれいだし、ヘレン・ミレンの台詞回しや発声が素晴らしい。現代劇よりも彼女の地力がはっきり出たような気がします。
ベン、中性的で『今までにやったことのない役柄』を巧みにこなしていたと思います。だからこそ、もう少しまともな監督に創ってほしかったです。
すみません、テイモアには何度も裏切られているのでついきつい言葉の連続になってしまう。でも見て『損した』とは思ってません。
客の入りは悪いです。今日は私を入れて3人、祝日に見た人が一人とか二人とか言ってました。当地での公開は月末までです。

うららさん

いやあ、詳しいレビューだなんて…頭が整理できてなくってとりあえず思い浮かぶ点を書いただけなんですけど、もうー疑問だらけで、今日もちょっと考えてしまいました…監督、どうして、どうしてっ…と。アイランドに漂着したとはいえ、ハワイのあの乾いた感じは違うような~、あの中途半端なCG使いは、名だたる俳優を並べたばかりに、資金が足りなくなったんじゃー…とか。実際、椅子から落ちそうになったのって、その音使いだったりしました。まあ、それらはトレーラーを見たときから、うららさんもと思いますが、うすうす感じていたことではありましたけれども…。

でもでも、やっぱり思い出すのは、ベン・アリエルが見せるお茶目な表情だったりするし、ちょっと泣き笑い状態ではありますが、今から日本では力を入れてることですし…6月公開なのに気合い入ってますね。そう、ポジティブであることは重要です!…ぜひ、公開を心待ちにお過ごしくださいね☆

よかった~ ♪

はーやさんの感想が(今こちらで降ってる雨のように)泣きの涙だったらどうしよう?と思っていました。

そうですか?
やっぱり垣間見えるベンの、隠しきれない黒い魅力が伝わってきましたか?私も予告編に追加で少しだけみられたショットを堪能しながらちょっとはーやさんと同じような思いが頭をよぎっていました。

これで、6月まで明るい気持ちで待つことができます☆

詳しいレビューをありがとうございました*

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