ブライト・スター 『ベンがちょっと不満に感じたこと』

angrykeats.jpg『監督(ジェイン・カンピオン)はかなり後になって、映画の中のあるシーンをカットしました。それはキーツがファニーに対しジェラシーで怒りに燃えてる部分です。怒りとジェラシーは彼のラブレターの中でもとても強く現れていますが、この映画ではあまり表現されませんでした。僕はジェインの決断に対してしばらくとても憤りを感じてました、なぜならそういったキーツの要素は決して無視するべきではなく、映画の中に入るべきと思っていたのです。でも、それはジェインが映画の中で伝えたいことではない…という事実に気がつきました。そのシーンは、このストーリーにはそぐわない部分だということで…ジェインは正しかったのです。』

《Moviline.comのベンのインタビューからの抜粋》
http://www.movieline.com/2009/09/bright-stars-ben-whishaw.php?page=1

うーん、ベンかなり監督に譲歩したんではないか…。まあ、映画は監督のものだからしょうがないけれど。見ている私だって、もう少しキーツの内面を見たかった。命をかけるくらい彼を奮い立たせる詩作に対する情熱、自分の状況に対する苛立ち→『魂形成の谷』などのキーツ哲学の発展、ファニーに対する燃えるような!情熱…などなど、あと10分のばして、さりげな~く描いてくれてもよかったのにィ(笑)。

ちょっと余計な話になるけれど…
英国版DVDに入っていたDeleted Sceneにも、ちょっと見たことないようなベンの演技というか、ボロボロ状態のキーツが涙ながらに心情を吐露するシーンがあった。あれもカンピオン監督が編集段階でカットしちゃったのよね。うわっ、なんでこのシーン入れなかったの?って思うくらい、いいシーンだと思ったけど、この映画のストーリーに対して、キーツの内面が出すぎちゃってたような気がしないでもない。えーい、今度はキーツを中心に置いたストーリーで、カンピオン監督よろしくっ!

brightstabeforkiss.jpg

Comment

うららさん

やっぱりあの脚本は不親切っていうか、ちょっとでもキーツを予習した人には物足りなかったり、えっ、そういくか…って唐突なシーンがあったりしますよね。ベンのキーツが、これ以上適役はいないんじゃないかってゆーくらいでしたのでっ!ちょっと残念な気がしますね。

わぁオ♪

ベンよ、よくぞ言ってくれました!

ブラウンがファニーに送ったヴァレンタイン・レターに対してキーツが激昂するシーンさえ、かなりあの映画の中では唐突に感じました。(キーツの性格や彼の手紙を知る人にはあれこそがキーツ、って思えたはずですが・・・)

ベンは偉いと思います。
早いうちにキーツのエキスパートになるように監督から言われてすっごい量の文献を読み、リサーチしたのにその中から映画に実際使われたキーツの部分は100分の1くらいじゃないでしょうか?

映画に役立てられない分、自分の中に全部取り込んで自分自身が一時期キーツそのものになっていたような、そんな印象を受けます。

movieline.com の記事知らなかったのでよく読んでみますね。

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